住宅ローンは無理に繰り上げ返済しても意味がない
住宅ローンを抱えるご家庭の場合には、できるだけ早く住宅ローンを返したほうが将来的に貯蓄なども増えると思ってしまいがちです。
そのため住宅ローンは無理にでも繰り上げ返済してしまおうと考えるケースもあります。
しかし実際のところ、住宅ローンというのは無理をして繰上返済をしたところで、メリットになることはそんなに大きくありません。
なぜならば住宅ローンというのは車のローンやその他の様々なローンに比べて金利そのものが非常に少なく設定されているからです。
長期間に渡ってローンを組むという顧客がいることによって、銀行などは経営状況を安定させているわけです。
また前述のとおり金利そのものがさほど大きくありませんので、無理に繰り上げ返済をしたところでトータルして節約できる金額もたかが知れています。
もちろん住宅ローンを組んですぐの段階で宝くじが当たったなどと言った状況になれば一括での繰り上げ返済をしてしまうことによって、金利分を支払わなくて済みます。
30年から40年にわたる金利を支払わなくて済むのであれば、当然ですが繰り上げ返済をしたほうが良いでしょう。
そうでない場合には無理に繰り上げ返済をするのではなく、まずはじめに家計の返済計画をしっかりと立てていくことの方が大切です。
ライフプランを見直す事で将来のビジョンが見える
自分たちが今後生活をしていく上でのライフプランをしっかりと見直すことによって、将来的なビジョンが具体的に見えてきます。
将来的なビジョンが見えてくれば、いつまでにどれだけのローンを支払うといった部分に関しても、しっかりとした目標を持つことができるでしょう。
>>http://www.ac.auone-net.jp/~taro_k/mortgage/kikan.html
案外住宅ローンを組んでるご家庭の場合にはこのような目標を持たず、あくまでも月々に払える金額を計算した上で、30年から35年という契約をしてしまいます。
しかし、仕方がないといった状況の中で30年から35年ものローンを抱えてしまうのは精神的な苦痛も非常に大きくなってしまうのです。
その一方でしっかりとライフプランを見直し、ある程度目標を立てておくことによって、ローンの返済も苦痛に感じることがなく、目標に向かっていくための一歩一歩なんだと納得しながらローンの支払いをすることができます。
このように途中途中の気持ちというのは非常に大切で、ライフプランを考えるときには、ここを重視してて欲しいのです。
子供の成長を基準にし過ぎると家計は回らなくなる
さてライフプランをしっかりと考えて計画性を立てるためには、子供の成長などをしっかりとプランに組み込んで行かなくてはなりません。
しかし、子供の成長ばかりを気にしていると計画通りに家計が回らなくなってしまうこともあります。
子供が成長していく過程の中でイレギュラーな出来事というのは常に起きるものです。
突然子供が怪我をしてしまったという場合や、反対に怪我をさせてしまったという場合、また日頃から使っていた家電などを壊してしまうといったイレギュラーもあるでしょう。
中学でいくら、高校でいくらといった支援を計算しておくだけでは、本当の意味でのライフプランにならないのです。
こういった子供の成長を気にしすぎてしまうのではなく、気にした上でさらに余裕をもって生活ができるようなプランを組むこと、こそが重要です。