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いくら必要?老後のための貯金額

50に近くなってくると気になってくる老後

若い時には考えることが少ないと思いますが、50歳に近くなってくると多くの方が老後についてどう生きていくのだろう、お金はどのくらい必要なのだろうと気になってきます。
人生80年といわれるように日本人の寿命は格段に長くなってきていますが、50歳、つまり半世紀!生きたと考えると、この先は老後へのカウントダウンと考えてもいのでは?と思います。

老後にどのくらいの費用がかかるのかということについてですが、平成27年の家計調査報告によると夫が65歳以上、妻も60歳以上という夫婦で無職世帯の場合、1ヵ月を見てみると、実収入が21万と少し、そのうち19万位は社会保障給付です。

支出は?というと、27万、ということは赤字になっているということがわかります。
老後、定期的に収入として得られる公的年金、企業年金については生活費、税金・」社会保険料等の支出を賄う事が出来ないので、貯蓄を取り崩して暮らしているという方がほとんどです。

セカンドライフの生活費

ずっと働き通しで働いてきたんだから、セカンドライフはよりよいものにしたい、みなさんそう考えています。

自分が現役時代に老後の生活費を計算する場合、現役時代の生活費×70%から80%×夫の寿命、これが夫婦共に揃っている時の生活費になります。
現役時代の生活費×50%×夫と妻の平均余命の差、これが妻だけという時代の生活費の計算です。

生活費についてはいずれが残るかによっても金額がかなり変わります。
地域性などもありますが、夫が残る、妻が残る、夫婦が残るということによって、生活費は大きく違うのです。

また夫が家事の出来る人なのか、全くできない人なのかによって、妻が先に亡くなった場合、外食が多くなればそれ以上に予算がかかります。

その他にかかる資金

こうした生活費に加えて、住宅ローンの残債があればその返済費用、リフォームを行うという場合にはリフォームの費用、レジャーや趣味に利用したいということもありますし、お子さんが結婚されるという場合の費用等も考えておかなければなりません。
医療費、介護費用、その他何かの時様に予備としての費用等、こうして考えていくとかなりの費用がかかると試算できます。

実際にどのくらいの費用がかかるのかという事を考えてみると、かなりの金額になります。
例えばファイナンシャルプランナーに、これから先老後についての試算をしてもらうということでもいいと思いますし、実際に計算しどのくらいかかるのかを把握しておいてもいいと思います。

老後になってから切ない生活をするのではなく、老後こそゆとりある生活を送る事ができるように、少しずつでも予算をためておくことが重要です。